この記事では以下のような悩みや疑問を解決していきす!
- 鉢植えのお花が枯れた時、どうしたらいいか知りたい!
- 枯れたお花は来年も咲くの?土はどうしたらいい?
- もっと簡単に育てられる方法ないかなぁ?
鉢植えを捨てたい方はコチラの記事をご覧ください!
鉢植えのお花が枯れた時、どうしたらいいか分かりませんよね。
でも、お花が枯れたからといって捨てるのはちょっと待ってください!!
お花は種類によっては来年も咲く場合があり、それぞれに適切な処理方法があります。
- 「一年草」「多年草」「宿根草」「球根植物」の4種類を解説
- 土の処理方法を解説
- 室内で楽に育てられる水耕栽培を紹介
この記事では上記の事を、わかりやすく解説しています。
これであなたも、お花が枯れた際に戸惑う事はなくなりますよ。
土の処理方法や、楽に育てる方法なども記載しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
「一年草」「多年草」「宿根草」「球根植物」この4種類の違いがわからない方は、まず先に以下の記事をお読みください。
園芸をする上で必ず必要な知識を分かりやすく解説しています。
この記事は、植物のプロが解説しています。
プロ目線での最適な処理方法を、誰にでも分かりやすくご紹介していきます!
それでは見ていきましょう!
鉢植えのお花が枯れたらやらなければならない事
鉢植えのお花が枯れた時のアプローチは、一年草と多年草(宿根草)と球根植物で変わってきます。
それぞれのポイントは以下の通りです。
簡単に説明するとこのような流れになります。
この先で、それぞれのお花が枯れた際の詳しい方法を解説していますので、焦らずゆっくり見ていきましょう。
その前に、どの植物にも共通する作業として「花がら摘み」があるよ!
まずはそれを見ていこう!
全種類の共通作業「花がらの処理」
ここでは「花がら」の処理方法を解説します。
花がらは、以下の画像のように花が咲き終わり、枯れてきたお花の状態を指します。
花がらはこまめに摘んじゃって~!
お花は花がらの状態からは復活しません。
そのため以下の画像のように、根元から切ってしまいましょう。
↓
このようにこまめに選定や花がら摘みをする事で、他のお花に多く栄養をいかせる事ができます。
一年草のお花が枯れた場合
一年草のお花が枯れてしまった後の流れを見ていきましょう。
一年草は、お花が完全に枯れて、葉も落ちてしまったら終わりです。
そうなったら切り替えて、次のお花を植える準備をしましょう。
命あるものはいつか終わる…。
切り替えて次の季節のお花を植えよう!
手順としては以下の通りです。
①“花がら“を摘む
花がらについては前述の通りで、お花が萎れて枯れてきたモノの事を言います。
摘むときはハサミで切ってあげた方が見栄えも良くなりますよ。
②お花が終わって葉も枯れたら掘り起こす
お花はシーズンが終わると、どうしても株自体が枯れてしまいます。
そうなったら、気持ちを切り替えて新しいお花を植える準備をします。
※まれに種が落ちて翌年咲く場合がありますが、鉢だと確率が低く翌年まで何も植える事ができないため、新しくお花を植えましょう。
春が終わったら夏のお花を、夏が終わったら秋のお花を。
どうですか?わくわくしますよね。
お花を育てるわくわくを楽しもう!
枯れたお花を掘り起こす時は、スコップを使いましょう。
かなり根が張っている場合は、切る事ができるからです。
もし、他のお花も一緒に植えているときは、そのお花の根を傷つけないように気を付けて掘り起こします。
③土を処理する
ここまでできたら、土を処理して新しいお花を植えていきます。
やり方は以下の3ステップです。
- 土の中にある根っこをある程度取り出す
- 土に緩効性の肥料を入れて、空気を含ませるようによく混ぜる
- 新しいお花を植えて、水をあげたら完成
基本はこれでOKですが、同じ土を2、3回使っているなら土の再生材を使いましょう。
ただ、何回も使える訳ではないので、なるべく新しい土を使う事をオススメします。
※植え替えの仕方や土の使用法は後ほど別記事にて紹介します。
多年草(宿根草)のお花が枯れた場合
多年草(宿根草)のお花が枯れてしまった後の流れを見ていきましょう。
普通の多年草は常緑(葉っぱは残る)でお花だけが枯れます。
多年草でも葉っぱがあるものは元気かどうかわかりやすいため、水やりのタイミングをはかりやすいです。
葉っぱや土を毎日観察して、水のやりすぎや、やり忘れを防ごう!
一方で宿根草は地上部が枯れてしまい、死んでしまったようにみえるため、捨てないように注意が必要です。
宿根草は季節外は葉が無く、水やりのタイミングが分かりづらいため、冬に根腐れや水切れを起こしやすいです。
そのため、鉢植えの場合は上級者向けです。(地植えであれば、水やりしなくてOKです。)
土の渇きと鉢の重さを観察して、水やりのタイミングを掴もう!
基本的な手順は、以下の通りです。
- 花がらを摘む
- 切り戻す(植え替える)
- 肥料をまいて来年を待つ
①“花がらを“摘む
一年草と同じように、花がらはこまめに摘みます。
多年草の場合、花がらを摘むことで葉を良く成長させる事ができ、栄養を蓄える事ができます。
翌年に向けた準備にも繋がりますので、花がらはこまめに確認しましょう。
②切り戻す、または植えかえる
切り戻しは、俗にいう選定です。
一般的に夏を越すための5〜6月に行う夏剪定、冬を越すための9〜11月に行う冬剪定があります。
基本的には、花が咲き終わった時期に切り戻しの選定を行うよ!
春に咲くお花なら夏剪定、夏に咲くお花なら冬剪定というイメージ!
だいたい株の1/3〜1/2くらいになるように、剪定することで、健康に育ち、新しい芽が伸びて翌年も楽しめますよ。
バッサリ!思い切って!
でも、アジサイなんかは剪定が特殊だから調べてからやろう!
また、植え替えは、お花に対して鉢が小さくなった時に行います。
目安としては、鉢底の穴から根っこが見える時や、大きさのバランスが合ってない時で、2年に1度ぐらい行います。
植え替えのやり方は以下の5ステップになります。
- 新しい鉢に鉢底石を敷く
- 鉢底石が見えなくなるぐらい(鉢の2割ぐらい)土を入れる
- 元の鉢からお花を取り出し、ついてる土を8割ほど払い落とす
- 鉢の中心にお花を置いて、鉢の8割ぐらいの高さまで土を被せる
- 細い棒で土を奥まで押し込み、土の量を調節して水をあげて完成
植え替え後は念のため、1週間を目安に明るい日陰で管理してください。
※明るい日陰とは、玄関の軒下のような、直接陽は当たらないけれど完全に暗闇ではないところを指します。
植え替えの詳しい記事は後々アップするよ~!
③肥料をまいて来年を待つ
植物は肥料を与える事でより元気に強く育ちます。
肥料は大きく分けて、2種類あります。
- 固形肥料
- 元肥
- 追肥
- 液体肥料
・固形肥料
緩効性や遅効性とも言い、ゆっくり効果があるのが特徴です。
さらに緩効性肥料の方には元肥と追肥があります。
- 元肥
-
お花を植える際に根の下に忍ばせる
- 追肥
-
お花を植えた後に土の上に置いて置くもの
・液体肥料
即効性があるため、すぐに効果が必要な時に使用します。
水で薄めて、1~2週間に一度、通常の水やりと同じように土に与えていきます。
即効性と緩効性を使い分けよう!
緩効性肥料には元肥専用と、元肥追肥どちらにも対応しているものがあるため、こだわりが無ければどちらもいけるタイプを使用しましょう。
ただし、肥料の与えすぎは良くありません。
肥料のパッケージに必ず記載されている使用料を守り、使用してください!
球根のお花が枯れた場合
球根は多年草として分類されます。
そのため、地植えなら基本的に植えっぱなしで毎年咲きますが、鉢植えの場合は毎年掘り起こす事をオススメします。
球根はなるべく毎年掘り起こそう!
ちなみに地植であれば、水仙やムスカリ、スズランなどは毎年勝手に咲いてくれます。
しかし、チューリップやヒヤシンスなどは地植えであっても毎年掘り起こして乾燥させ、また秋に植えなければなりません。
それでは球根のお花が枯れた際の、手順を見ていきましょう。
掘り起こしが必要な球根も、不要な球根も途中まで同じ手順のため、一緒に解説していきます!
球根のお花が枯れた場合の処理方法
球根のお花が枯れた際の手順は以下の通りです。
地植えの場合は③まででOK!
でも、地植えでも掘り起こす球根植物があるから要チェックだよ!
- 花がらを摘む
- 液体肥料与えて葉が枯れるまで待つ
- 葉が枯れたら切る(地植えの場合は基本的にここまで)
- 掘り起こして乾燥させる(鉢植えの場合や、掘り起こすタイプの球根植物のみ)
①“花がら“を摘む
元気な葉は切らないようにして花がらを摘みます。
理由は、葉から光合成をして、球根に栄養を蓄えさせるためです。
②液体肥料を与えて葉が枯れるまで待つ
お花が枯れた後は必ず、1~2週間に一度、水で薄めるタイプの液体肥料を与えます。
この作業も球根に栄養を蓄えさせるために行いましょう!
球根植物は、花が枯れた後は葉から栄養分を球根に戻します。
そのタイミングが球根にとって一番栄養を吸収する時なので、この時に肥料を与えるとより良く吸収してくれます。
葉は、完全にカサカサになるまで枯れてから切りましょう!
黄色の状態でもまだ栄養を球根に戻しているため、見栄えが悪いからといって切ってはいけません。
③葉が枯れたら切る
葉が完全にカサカサになったら切ってOKです。
地植えで植えっぱなしで毎年咲くものは、これで来年を待てば問題ありません。
鉢植えや、地植えでも毎年掘り起こす種類の球根は、④に進みましょう!
④掘り起こして乾燥させて保管する
葉を切ったら球根を掘り起こし、洗い流してしっかり乾燥させます。
ネットなどに入れて、風通しのいい日陰に吊るしておくのがオススメです!
通気性が悪いとカビてしまうため、注意が必要です!
球根は手のかかる子だけど
翌年咲いた時の嬉しさは倍だね!
鉢植えのお花が枯れた後の土の処理方法
鉢植えのお花は、土の管理も非常に大切です。
同じ土を何度も使っていると土が痩せてしまい、栄養がなくなったり、水を吸収しなくなったりします。
また病原体が潜んでいるリスクも高く、同じ土を何回も使うのはオススメできません。
しかし、1,2回であれば市販の土の再生材で再利用できますよ。
土を処分する場合は以下の5つ方法があります。
- 庭にまく
- 自治体の指示に従う
- 購入したお店で引き取ってもらう
- ホームセンターのサービスを利用する
- 不用品回収業者に回収してもらう
※購入したお店で引き取ってもらう場合は、新しく土を購入する場合のみかもしれません。
詳しくはコチラの記事をチェック!
土の処理は基本有料になると思いますので、まずは各業者や自治体に確認しましょう。
間違っても公園や畑にまいてはいけません。
トラブルや罰金の対象になる場合があります。
不用品の回収業者は必ず相見積もりを取りましょう!
【エコノバ】 なら、無料で5社の不用品回収業者を一括見積できます!
会員登録も不要なため、家にある粗大ごみをまとめて見積りしてみましょう!
ちゃんとした処理をしましょうね!
水耕栽培で簡単に育てられる方法をご紹介
ここまで鉢植えで育てるお花についてご紹介してきました。
ここからは土ではなく「ハイドロボール」という土の代わりになる、人口的な石を使った水耕栽培をご紹介します。
ちなみにハイドロボールを使った栽培をハイドロカルチャーと言います。
今とっても流行ってるんだよ!
ハイドロカルチャーのポイントは以下の通りです。
- 土ではないため、手が汚れず捨てるのも楽
- 水は一定の量を保っていればいい
- 虫が出ない
ハイドロカルチャーは石のような素材なため、手が汚れることはありません。
鉢植えはどうしても土の問題が出てしまうため、キレイに手間なく育てたい方はこちらがオススメです!
また、虫が出ないため、室内でも安心して育てる事ができます。
虫が出ないのは本当に嬉しいよね!
オススメのハイドロカルチャー
ハイドロカルチャーは様々な種類があります。
以下では、好きなハイドロカルチャーをお選びいただけます!
お部屋に緑のある、「丁寧な暮らし」を簡単に始めましょう!
ズボラな私には本当に嬉しい!
終わりに
ここまでいかがだったでしょうか。
お花の種類によって適切な処理方法をする事でお花が長もちしますし、来年も元気に咲かせる事ができるため、ぜひ覚えておいてくださいね。
冒頭でもお話ししていますが、各ポイントを以下にまとめています。
- 一年草
- 新しいお花を植える
- 多年草(宿根草)
- 2~3年に一度植え替え
- 球根植物
- 鉢植えなら毎年掘り起こす
お家を明るくしてくれるお花たち。
翌年も咲いたときは、より一層、嬉しい気持ちになりますよ。
ぜひ楽しんで育ててみてくださいね。
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