この記事では以下のような悩みや疑問を解決していきます。
- お墓に供えるお花は輪ゴムを付けたまま飾るの?
- 輪ゴムを付けたまま飾るとお花にどんな影響がある?
- お花を長く綺麗に飾る方法を知りたい!
年に何度か行くお墓参りですが、毎回迷う事がありますよね。
特にお花の事はよく分からず、毎回店員さんに聞いたり、ネットで調べたりして合ってるか不安になる方も多いと思います。
私も最初は分からなかったわ…。
この記事ではそんなあなたに向けて、お墓参りの際のお花のアドバイスをしていきます。
特に「お墓に供えるお花は輪ゴムを付けたまま飾るのか、外して飾るのか」の解説です。
その他にも供えたお花を長持ちさせる方法も記載しており、普段のお家でも使える情報になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
この記事は、植物のプロによって書かれています。
また、このサイト自体がお花やガーデニングに関する記事を書いています。
ぜひ他の記事も併せてご覧ください!
お墓に供えるお花の輪ゴムは取る?そのまま?
お花屋さんでお墓用のお花を買うと、茎が輪ゴムでくくってあると思います。
この輪ゴムですが、お墓に飾る時に取った方がいいのでしょうか?
それとも取らない方がいいのでしょうか?
お花への影響や見栄えも気になるところだと思います。
それぞれのメリットデメリットを含め、早速結論を見ていきましょう!
今、お墓参りに来てる方のために早速結論!
結論:どちらでもいい
あいまいな回答でごめんね!
でも本当にルールはないんだ!
輪ゴムの有り無しはどちらでも問題なく、どちらにもにもメリットデメリットがあります。
でも私は、輪ゴムを付けたまま飾る方がオススメだよ!
では、お花に輪ゴムを付ける事のメリットデメリットを見ていきましょう!
輪ゴム | メリット | デメリット |
あり | 見栄えがいい | 締め付けが強く茎が痛みやすい |
なし | 茎が傷みにくい 他のお花が入ってる場合に入れられる | 見た目がバラバラ |
このように、見栄えを重視するなら輪ゴムを付け、お花のもちを優先させるなら輪ゴムを外しましょう。
元々輪ゴムを付けているのも、対(つい)にする(二つ一組が分かるよう)に付けている、もしくはバラバラにならないようにするためです。
ですがお墓は基本的に外にあるため、天候による影響が大きいです。
雨や風の影響はもちろん、夏の日照りが続けばすぐに水は無くなってしまいます。
水を毎日変える事は難しいでしょうし、それなら輪ゴムの締め付けで茎が痛んだとしても、見栄えが良く飾れた方がいいと私は考えています!
華道家の假屋崎省吾さんも、
輪ゴムの締め付けで植物が痛むとコメントしているよ!
- 必要があればお寺や代表者に確認
※お墓参りは気持ちなので基本的に確認しなくて大丈夫ですが、宗教を重んじている場合などはお花の種類など含め、念のため確認しておきましょう。
- 花立てを洗う
※後に詳しく解説しますが、お墓参りのマナーとしても花立ては一度洗ってから生けましょう!
- 基本的には輪ゴムをしたまま生ける
※すでにお花が入ってる場合は、輪ゴムを外して入れる事もあるため、状況をみましょう!
※輪ゴムをしたままの方が茎は傷みやすいですが、見栄えがいいです!
お墓のお花を長持ちさせる方法!
そんなお供え花ですが、少しでも長持ちできれば嬉しいですよね!
ここからは、お花を長持ちさせる方法をご紹介していきますので、ぜひご覧ください!
普段お家に飾るお花の長持ちにも役立つ方法!
- 花立てを綺麗にする
- 生ける前に葉を落として茎を少し切る
- 漂白剤を入れる
- 花や葉に水をかけない
- 造花にする
花立てを綺麗にする
花が弱る原因の多くは、切り口にバクテリアが溜まり、水がうまく吸えなくなる事です。
雨やゴミが入った花立てには雑菌やバクテリアが多く生息しています。
まず花立てを綺麗にすることで、花を飾る環境を整えられ、仏様にも喜ばれる事でしょう!
生ける前に葉を落として茎を少し切る
上記の通り、バクテリアが切り花の敵です。
切り口から2cmのところにバクテリアが溜まると言われているため、その部分を切る事で新鮮な切り口になります。
お墓であればライターやマッチをご持参されてると思いますので、2cmほど切った後に切り口を少し焼いて、焼いた部分をさらに切って水に付けると、水の吸い上げが良くなりますよ!
焼いた部分はちゃんと切ってね!
菊は茎を折った方が繊維が良く出て水を良く吸うよ!
また、葉が水に浸かっているのも雑菌やバクテリア増殖の大きな原因となります。
花立ての中に葉が入らない程度に落としておきましょう!
漂白剤を少し入れる
漂白剤は、バクテリアや雑菌の繁殖を防ぐのに効果的です。
ですが、花立てが変色する恐れあるため、物によっては気を付けた方がいいです。
良かれと思ってやった事が、親族様とのトラブルにもなりかねませんので…。
その他にも10円玉や銅の棒なんかも効果あるけど、ちゃんと回収できないと後でややこしくなるかも…!!
花や葉に水をかけない
基本的な事ですが、花びらや葉にかかった水をそのままにしておくと、カビが生えやすくなります。
これは切り花にも鉢植えにも言えます。
とは言えお墓は外にあり、雨はどうしようもないため、生ける時だけでも気を付けましょう!
造花にする
お墓のお供え花は、造花でも問題ありません。
そのままにするとお寺さんや霊園、親族で処分しにくいため、供えたらすぐに持ち帰った方がいいでしょう。
ですが、この辺りは関係性などもあると思いますので、連絡を取るなどして置いておく事もできそうです。
今は100円ショップでも、たくさんあるよね!
造花の注意点として、雨でカビが生える恐れと、風で飛ばされる恐れがあります。
トラブルになる恐れもありますので、やはり持ち帰るのが無難でしょう。
そのあたりを踏まえると、生花のがよさそうですね。
まとめ
「お花に供えるお花の輪ゴムは付けるべきか外すべきか」というテーマで話して参りました。
結論は、特に決まりはなく、どちらでも問題なし。
輪ゴムを付けると茎が痛みやすいけど、お墓は基本的に外にあるものだから、お花のもちが環境に左右されやすい。
という理由から、筆者は輪ゴムを付けたまま少しでも綺麗に飾る方法をオススメしています!
改めて、輪ゴムの有り無しのメリットデメリットはコチラです!
輪ゴム | メリット | デメリット |
あり | 見栄えがいい | 締め付けが強く茎が痛みやすい |
なし | 茎が傷みにくい 他のお花が入ってる場合に入れられる | 見た目がバラバラ |
また、お花を生ける際は、コチラの長持ちさせる方法も併せてやってみてください!
- 花立てを綺麗にする
- 生ける前に葉を落として茎を少し切る
- 漂白剤を入れる
- 花や葉に水をかけない
- 造花にする
綺麗なお花を飾って、気持ちよくお墓参りしましょう!
ご先祖様によろしくね!
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