この記事では以下のような悩みや疑問を解決していきます。
- 観葉植物が冬に枯れる原因を知りたい!
- 観葉植物を冬に枯らさない対策を知りたい!
- 冬に使える観葉植物の防寒方法は?
あなたが大切に育てている観葉植物。
今は元気に育っていても、いつか枯れてしまうのでは?と心配になりますよね。
特に冬は、観葉植物が枯れるイメージがある方も多いのではないでしょうか?
実際にその通りで、熱帯出身の多い観葉植物は寒さに弱く、夏より冬の方が圧倒的に枯れるリスクが高いです。
せっかく元気に育っていたのに、冬を越せずに枯れてしまったらショックですよね…。

私も何回か経験が…。
そんなあなたに向けて、この記事では冬に観葉植物が枯れる原因とその対策について徹底解説していきます!
それでは見ていきましょう!

この記事は、植物のプロによって書かれています。
また、このサイト自体がお花やガーデニングに関する記事を書いています。
ぜひ他の記事も併せてご覧ください!


観葉植物が冬に枯れる原因とは

冬に観葉植物が枯れる原因は主に下記の5つです。
- 水や肥料をあげ過ぎている
- 温度が10℃以下になっている
- 風通しが悪い
- 部屋の中が暗い
- 植え替えをしない

これは観葉植物を育てる上で、最低限知っておいた方がいい知識だよ!
水や肥料をあげ過ぎている
観葉植物の多くは熱帯出身であるため、冬は観葉植物の生育が鈍ります。
生育が鈍ると言う事は、水の量も少なくて済むという事です。
鉢の中の水の量が植物に必要な水の量を越すと、根腐れを起こしてしまいます。
また、水を与える事で鉢の中の温度が下がり、観葉植物をさらに弱らせてしまいます。
冬場の観葉植物への水やりの詳しくは下記の記事で解説していますので、併せてご覧ください!

温度が10℃以下になっている
上記でも触れていますが、熱帯出身が多い観葉植物は寒さに弱い場合がほとんどです。
そのため室温は常に10℃以上を保つようにしましょう!
もちろん中には0℃前後でも生存できる種類もありますが、人気の観葉植物や一般的な観葉植物は5~10℃が最低温度になりますので、10℃を保っていれば問題なく冬越しできます。

冬に弱ると復活できない可能性が高い!
また、1日の気温差で弱る可能性高いため、むやみに外に出さないようにしましょう!
窓辺は日が入り風通しもいいため置きがちになりますが、冬場はかなり冷えるので置きっぱなしにしないように注意しましょう。
風通しが悪い
風通しが悪いと生育が悪くなります。
何度もお伝えしている通り、冬なので生育は鈍りますが、空気が流れていないと植物はストレスを感じます。

人間も、たまには空気の入れ替えをしたくなるよね!
特に冬は暖房をかけっぱなしにしている場合が多いため、空気が淀み、息苦しくなってしまいます。
そこでオススメなのが、サーキュレーターで空気を回す事です!
葉が揺れない程度に首振り運転などで観葉植物の快適な空間を作りましょう!

部屋の中が暗い
植物の生育に欠かせないのが光です。
上記でも触れたとおり、外や窓辺は寒かったり気温の変化が激しかったりするのであまりオススメしていません。
日光でなくとも蛍光灯でもOKですので、日中はなるべく明るい環境を作りましょう!
その他にも植物育成ライトつけるという方法があります。
日光に近い光を放つライトで、室内で育てる植物に向いています!

植え替えをしない
植え替えを3年以上していない場合は、枯れる可能性が高まります。

これは冬に限ったことではないけどね!
植え替えをしないと土が痩せてしまい、栄養素がなくなり水の吸収が悪くなります。
また、鉢が小さくて根が成長できなくなり、根詰まりを起こします。
夏の間は植え替えをしていなくても暖かいため、新芽が出て古い葉が枯れてと、大きさは変わらないにしろ生命を保てますが、冬はそうはいきません。
成長できないのに冬の寒さのダメージが加わると、一気に弱ってしまいます。
1~2年に一度、5月~9月の間に、来年に向けた準備として植え替えは必ずしましょう!
下記では植え替えの具体的な方法と適している時期について解説しています。


観葉植物を冬に枯らさない方法

ここからは、冬に観葉植物を枯らさない対策を順を追って説明していきます。
順番は下記のとおりです。
- 冬が来る前に準備する
- 室内に移動する
- なるべく明るく風通しのいい所に置く
- 水やりの頻度を減らす
- 日々観察と手入れをする

5個もあるけど1つ1つは意外と簡単そう!
①冬が来る前に準備する
冬が来る前の準備は、ズバリ「植え替え」です!
先ほどもお伝えしている通り、1~2年に一度、5~9月の間に植え替えをしましょう!
これが冬前の準備になります!

5,6月に植え替えして、夏の成長期に回復させてあげるのがオススメ!
植え替えをせずに冬を迎えてしまったら、なるべく暖かくして5月を待ちましょう!

冬の植え替えはダメージが大きすぎるからNG!


②室内に移動する
暖かい時期に観葉植物を外に置いていた場合は、10月までを目処に11月からは室内へ移動しましょう。
ですが、室内向きだと思っていた植物が、実は冬も外向きのだったというのはあるあるです。
例えばオリーブやユーカリなど、園芸店でも観葉植物と同様に配置されていることが多いですが、室内向きのモノと間違えないようにしっかり調べてから買いましょう!

東北、北海道、日本海側の寒い地域は、9月末には室内に入れよう!
また、室内に移動するタイミングで防寒グッズも買っておきましょう!
土の上にこのようなバークを置いてマルチング(土を覆う)する事で、防寒する事ができます。

その他にも、発泡スチロールや段ボールの中に置いたり、新聞紙やプチプチを巻き付けたりする方法もあります。
夜間の暖房が付いていない時間は、なるべく部屋の中心に置いて、箱やビニールをかけるだけでも違ってきますよ!

被せる時に植物が傷つかないように注意!
③なるべく明るく風通しのいい所に置く
コチラでも触れていますが、植物の生育に光は必要なので、なるべく明るく風通しのいいところに置きましょう!
理想は、窓から離れた日の当たる場所ですが、多くのお家は当たっても1~2時間程度が多いと思います。
冬は寒さが一番の敵になりますので、難しい場合は無理せずにサーキュレーターと植物育成ライトを使いましょう!


④水やりの頻度を減らす
観葉植物の植え替えを終え、室内に移動して環境を整えたら、冬に観葉植物を枯らす大きな原因となる水やり方法を変えましょう!
コチラも先述していますが、気温が下がるにつれて観葉植物の生育も落ち着いてくるため、水の吸い上げが弱くなり土が乾きにくくなります。
そのため冬に水をあげ過ぎると常に鉢の中に水がいっぱいの状態が続き、根腐れが起こり、弱って復活できなくなります。

夏はすぐ乾くから回復の可能性があるけど、冬は難しい場合が多いよ!
刺していくだけで水やり頻度が一目でわかる便利グッズもありますよ!

冬の水やり方法はコチラの記事で詳しく解説しております!

⑤日々観察と手入れをする
観葉植物の変化にいち早く気付くために、毎日観察とお手入れをしましょう!
観葉植物は寒くなると活動量が減るため、力を抑制しようと葉を落とす事があるけど、そこは気にしなくて大丈夫です。
「異常に葉が落ちる」場合や「葉・茎の変色」は水のやりすぎや、寒すぎ、または1日の中で寒暖差が激しいなどがあげられますので注意が必要です。
お手入れは、霧吹きをかけたり、黄色くなった葉を落としたりなどをしてあげましょう!
霧吹きを葉にかける事で、暖房による乾燥を防いでくれます。
黄色くなった葉は2度と復活できませんので、他の葉に効率よく栄養を行きわたらせるために、早めに切りましょう!


まとめ
この記事では、観葉植物が冬に枯れる原因とその対策について解説してきました。
対策は簡単な事ばかりでしたが、枯らす原因も知らなかっただけで、簡単な事だったのではないでしょうか?
冬に観葉植物を枯らす原因の5つと、枯らさない対策5つを知っておくだけで冬越えできるかどうかが大きく変わってきます。
ここで改めておさらいしておきましょう!
- 水や肥料をあげ過ぎている
- 温度が10℃以下になっている
- 風通しが悪い
- 部屋の中が暗い
- 植え替えをしない
- 冬が来る前に準備する=植え替え
- 室内に移動する=10℃以上
- なるべく明るく風通しのいい所に置く
- 水やりの頻度を減らす
- 日々観察と手入れをする
本当に簡単な事ばかりですので、実践して冬越しを成功させましょう!
以下の記事で水やりと植え替えについて解説しています!


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